夢の時

袋から出した千円札
いつもなら手にすることができない金額
目の前で誘いをかけるおもちゃ達
僕で遊んでと
私で遊んでと


今日は何でも買える
そんな自信を持って
たったの一つを選び出す
満足させてくれるその一品を


あれにしようかはたまたこれ
棚から取っては戻し、また別の棚へ
非常に悩ましく
そして楽しい一時


子供だけに与えられた夢の時間
お年玉を使う時間


ああ、あげる身になるとうらやましい物だ(笑)。