今宵は月が綺麗に踊っている。
どうしてだろうか
あれほどまでに月を見る事に心惹かれるのは。
夜空に美しく輝くその姿は
いつの時代も人の心を捕らえてやまない


 月に人は思いをはせる。
例えば有名なものに百人一首にある
「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」
があるだろう。
また、遠くに離れた友人/恋人などが月を眺めながら
今、あの人も同じ月を見ているのだろうかと思う演出などは
数多くの作品に登場する。


そこまで引きつける要因は何なのだろうか?
月の輝きは太陽の光ほど激しくなく
どことなく優しく包み込むような様が見られる
そこに引きつけられる何かがあるのかもしれない。


今宵の月は美しく輝いている。
見飽きず、心引きつけられるほどにまで。