合致

 久方ぶりに街へ買い物に出かける。
画一的な街並みなどという人もいるが
それなりにカラーというモノが出来ていると思える。


中核となるお店群
それらがターゲットにする人々
また、目的として訪れる人々
それらが合わさって街を構成するのだから
カラーが現れて当然か。


 そのカラーが自分に合っていれば(そう思っていれば)
非常に溶け込みやすいが
全く違うと感じるようであれば
なかなか浸透しにくくなる。
いわゆる、アウェー状態。
赤の街に暖色系は似合うが
寒色系は浮く感覚とでも言おうか。


 ならば行くときにそれに合わせればいい
それも一つの方法だが
なかなかに自分に染みついたカラーを
美味く調和させる事が難しい。
簡単に言えば、浮くのだ。
身について無く。


今日行った街も一つ目は身の丈に非常に合っていたが
もう一つがその浮いた街だった。
用事があるとはいえ、つらいよなあ、浮くのは。