動鏡

 ちょっと所用があって新幹線に乗る。
乗る前の並ぶところ、乗った後
まあ色々な人がいるものだ。
整列の仕方やここはあなたの家のリビングですか?
といいたくなる人等々
普段、あまり乗らない時間帯だったこともアルのだが
なかなかに驚かされた。


もちろん、自分にも跳ね返ることである。
自分自身はごく当たり前
問題ないと思っていることが
他人の目を通せば
とんでも無いことに映るかも知れない。
いや、そんなことを多くやっているんだろう
そう思わざるを得ない。


 人の振り見て我が振り直せ
古来からずっとの間繰り返されたこの言葉
それだけ重要で有り
また人ができないことでもアルのだろう。


他人という鏡を通してみる自分が
実はとんでもない・・・
そんなことに内容に気をつけようと
深く心に刻む、そんな思いを寄り深めた旅だった。