教え

教わる。
生きていく中で多くのことをそうして学んでいく。
人に、書物に、経験に。


では、どこで、誰に、どんなことを教わったか
覚えているだろうか?


 僕にとっての最初の教師は
両親だ。
2人から学んだ様々なことが
僕の生き方のベーシックとなっている、はず。
なのだが、さてどんなことを教わったのかというと
これがうまく言い表せない。


 両親の名誉のため言っておくならば
子供3人、
人様から後ろ指を指されるようなこともなく
ここまで育てている。
十分立派にそのつとめを果たしていると言えよう。


 しかし、これと言って思い出せない。
僕がかなりは苦情な故だろうか。
それとも、その教えは血肉となり、
呼吸をするがごとく”当たり前”の事として
僕の中に存在しているが故だろうか。


 誰もがどうやって呼吸するか
教わったこともなく、また説明もできないであろう。
真に身につくってのはそういう事じゃないかなと思う
どうだろう?


 ただそれで一つ困るのが、
将来僕がインタビュー受けて
「両親の教えで守っていることは何ですか?」
なんて聞かれたときだな。
どうしよう(笑)。