友達

今週のお題


 友達で一番最初に思い出すのは
社会人同期の彼ら2人。
同じ釜の飯を食った仲、
苦労を共にした戦友。
仕事人生まだまだだが
彼らと共にしたあの頃が
今、一番記憶に残る。


 新卒配属されたのは某大型案件チーム。
定時で上がっていたのは最初のうちだけという様子で
しばらくすれば残業・残業状態、
21時半が定時だった。
え?早いですか?
えー、まあ、僕等にとっては遅かったと言うことで。


 仕事が終われば夕飯。
月〜木はいつも決まっての吉野家
メニューも同じモノをひたすらに。
よく飽きなかったなあと今でも思う。
最もしばらくしてから吉野家の匂いすらイヤになったけど(笑)。


そして金曜だけは3人で飲みに。
こっちも同じ店でいつものキムチ鍋で
終電まで飲んでいた。


 様子だけ述べれば−特に月〜木のことなど−
楽しくもなさそうだが
それ程に悲壮感もなかったと思う。
とりとめないような話を色々したりと
笑っていた記憶の方が多い。
飲むときもよくある愚痴を言い合うなんて記憶もほとんどない。
まああっても忘れただけかも知れないが。


 もし一人だったら、どうだっただろうか
僕は潰れていたかもしれない。
同じ経験をした者達にしかわからない事ってのは
やっぱりあるわけで
気心の合う仲間がいてよかったと今でも思う。
これは本当に彼らに感謝したい。
僕は感謝されるほど、だったかな(笑)。


 色々あって一人は会社を去り
僕等が3人そろって同じ仕事をすると言うことは
今はもう無い。
そしてたまに会ったとき話すことは
いつもあの頃のこと。
その苦労した経験は”いい思い出”となり、共有されている。
その喜び。
大切にしていきたいと思っている。