否定するって事

全否定。
「駄目なモノはダメ」
認めない、それ自体を。


「いやー、アレもダメ、コレもダメで全否定されたよ。」
などと表現することがある。
でもそれって全否定なのだろうか。
それは評価、悪い評価が
積み重なっただけではないだろうか?


 指摘するためにはまず、
その対象となるモノを見なければならない。
興味がある・関心がある
だから見つめ、指摘することが出来る。
良きにせよ、悪しきにせよ
たまたま結果が全て悪い方に偏っただけだ。
存在を拒否された訳ではない。


 しかし、何かをそこまで否定できるのだろうか。
そこまでの感情が生まれる原因は
対象となるモノに問題があるのではなく、
その背景に由来することが多いと思う。
例えば、嫌いな人が作ったモノだから
イヤ、なんて話。
どう?ありえないだろうか?


 心が別のモノに支配され、
評価を誤る
評価をすることを拒否する。
それは得なことなのか、損なことなのか。
さあ、どちらだろう?


 僕もそれを分かっていながら
なかなかに脱却できないでいる。
あいつの言う事なんて・・・
そんなフィルターを外せる日が来るのかなあ
ようやく気がついた段階。
まだ先は長い。