目指す位置

 その姿を見つけた時
一刻も早くと駆け寄るその気持ち
ある人は友情と定義し
ある人はそこに従属を見、
またある人は恋と表した。


 人と人の間には
強い結びつきの力がある。
それは何故か、
人は必ず誰かの助けを必要とするから。
見える形でも、見えない形でも。


 いいや僕は・私は何でも一人でやっている。
そう言う人もいるだろう。
その身を持って独立し生計をなしているのだと。


しかしそこに至るまで
それを維持することに
他人の手は必要としていなかっただろうか
されていないだろうか。


 例えば僕は一人では食べることも出来ない。
料理すればいい?
では材料は?道具は?
それは誰かが誰かのために用意したもの。
一から自分の手で
できやしない。


 極論と言えば極論
へりくつと言えばへりくつ
なのかもしれない。
ただ、自分が世間に多くの迷惑をかけているという事
多くの恩恵を受けて今ここにいること
それは忘れてはいけないことなのだと思う。


 またその一方で、
自分が何かを貢献していることはないだろうか
貢献できないだろうか、考えてみる。


事の大小は構わない。
歯車は一つでは回ることは出来ない。
その組み合わせがあって初めて事をなす。
何か出来ないだろうか。


 自分の目指す生き方は
<人を喜ばすこと>
それを言い切れるようになるのが
今の僕の目標。