自分の技

 自分をタイプ別に分類するならば
思慮深く一歩引いた形で事に当たる
と思っていた。


しかし実際のところは、超現場主義。
やってきた問題を力業でも何でも
とにかく出来ることで試行錯誤しつつ
対処することに専念している。


これが自分の読み違いなのか
これまでの仕事によって作られたのか
さてどちらかと言えば、半々か。
生まれつき持つ部分と
環境によって作られる部分ってのが
人にはあるわけだから。


 現場主義の特徴はその早さ
パッと駆けつけてその場その場で対応
片付けて行く。
といえばメリットだらけに聞こえるが
あまりにまっすぐすぎるのがその欠点か。


つまり現場主義しかいなければ
全員がそこに駆けつけてしまい、
同じような問題がすぐ横にあっても気づかず
結局ダメになってしまう。
例えば、堤防が決壊しそうな場所が2つ合ったときなど
想像してみるといいだろう。


ゆえに、それをコントロールする類の人が必要となる。
効果的に現場組を配置するための人材が。
しかし今度は彼らだけとなると
考えることに集中しすぎて
現場の対応が遅れる、何てことになりかねない。


長年の蓄積があるとは言え
組織ってのは良くできたモノだ。


 これから自分は、どの位置を目指すのか。
今のような現場主義を貫くか。
後方組スキルを身につけるか。
長所を伸ばして突出しすぎるか
短所を鍛え、丸い特徴グラフを形成するか
さてどうしようかなあ・・・。