文章について

 人の作るモノは何にせよその人の特徴
色といったモノが現れる。
言葉を換えれば、癖とでも言えばいいだろうか。


例えば文章にしても
それなりの名を持つ人の文章は
読んだだけでその名前を連想させてくれる。
書く内容もさることながら
その文体に惹かれ、好みとする作家もいる事だろう。


 自分は作家でないのだから
文章を作る仕事をしているのではないのだから
そんな能力は無い、いらない
と、考える人もいるだろうが
それはもったいない、誤った認識だと思う。
ビジネス文章こそ
その人の力量が試される世界と言える。


要するに、下手な人が作る文章は
さっぱりわからないのである。
思い当たる節はないだろうか。
こいつ、何を報告したいんだ?という様な文章にあたることが
そうならない為の文章基礎力
そして、こいつの文章なら安心だと思わせる
その人特有の文章力
これは非常に大きな武器となる。


まあ偉そうな事言っておきながら
僕自身も問題ありですが・・・。


 しかし、そんな事が通じない世界もある。
お役所文章。
極度にテンプレート化されたあの世界は
前に沿うことを何よりも求める。
みんな、不便じゃないんだろうか。
端から見ると常にそう思うのだ。