上を向いて

 スペースシャトルと言ったら夢があったんだよなあ
今までの野暮ったい感じとは異なった
洗練されたフォルムの船が
地球と宇宙を往復する。
それだけでご飯が何杯でも食べられるぐらいに
夢があった。


今にこの様なシャトルがなんども往復し
宇宙開発が発展するだろう
・・・まあそこまで深くは考えておらず
自分たちも宇宙に行ける時代がすぐに来るだろう
なんて考えていたりした。


しかしそのシャトル
そのフォルムや往復などの性能が
かえって仇となり
遂にその系譜が途切れる事となった。
(もちろん、その裏で悲しい事故もあったのではあるが)


 僕のような”なんでもない人”が
そら、宇宙へと行ける日ってくるのだろうか。
願いたい、その日が来る事を。
ちまちまと地面を這いずる暇があったら
空に目を向けようよ
と思うのだ。