小学校の頃には定められた通学路というものがあり
とある地域に住んでいる子供は
この横断歩道を渡って〜この公園前を通り
といった具合に仕分けられていた。


とはいえ律儀に守っていたのは
小学校低学年、最初のうち
ある程度慣れてくれば
かなり自由度の高い道を行く事になる。
まあ、これは今も昔も変わらないかな。


 どれだけ面白いルートを造れるか
家と学校との間に
どれだけ寄り道ポイントを設けられるかが
ある意味で腕の見せ所でもあった。


 今、会社に通う道は一定化されており
どれだけ効率的に出退勤できるか
その一事にルート設定はかかっている


もちろんそれ自体が悪いわけでもないのだが
ちょっとぐらい遊びを入れてもいいのではないかと
自分を端から見ると思ったりもするのだ。
家に帰る事、それ自体が遊びだったあの頃のように。