アナログ放送終了を受けて

 お昼前にテレビをつけてみたら
アナログ放送終了という事で
テレビの歴史を振り返っていた。
そんなに一大イベントなんだろうか?
個人的には全くソレを感じないので
カウントダウンまでしている状況に
違和感を覚えてならなかった。


 デジタル放送になって
何が変わるんだろ?
何が変わったんだろ?
確かに双方向とか画質の良さとかはあるんだろうけど
それって今の延長線上に過ぎず
なんらエポックメイキングを感じ得ない。
ゆえにアナログの終了でテレビの一時代が終わった
なんて感慨もなく
昨日と同じモノがただ写っているようにしか思えない。


今まではアナログとデジタルの並列だったから
特色が出せなかった。
しかし、これからはデジタルオンリーとなるのだから
新しい”色”を出していく。
のであれば、まあ少しだけ期待するのだが。


 それにしても驚いたのは
テレビ難民となる人の多さ。
あれほど前から告知していても
どんなに警報を鳴らしても
動かない人というのが
いるのだなあという事を
改めて思い知らされる。


人の心理はなんて難しく
そしてなんて単純なんだろうか、と。