麦茶

今週のお題「冷たくておいしいもの」


 僕が一夏中、必ず冷蔵庫に入れておくモノがある。
それは麦茶。
こいつが無ければ夏は過ごせない。


炎天下を帰ってきたら
まずは一杯。
冷たさが喉を潤す。


だったら水でもいいのではないか
いや、違うんだな、それが
まずは香ばしさ
あれがあるからこそ
麦茶に魅力を与える。


そしてコーヒーほどではない
ほのかな心地よい苦みが
身体に活力を呼び覚まさせる


夏には麦茶が欠かせない。


 そんな愛する麦茶が
ある日、ふと、美味しく感じなくなってくる。
あれほど毎日のように作っていたのに
全然減らなくなってくる事に気がつく。


それはある日やってくる
夏の終わりの知らせ。
麦茶と共にあった季節が終わり
またの再開を夢見て
しばらくの別れに入るのだ。