変遷

 僕が一番最初に買ってもらったPCは
HDDが3.2GBあった。
今であれば誤差の範囲
その程度ならUSBメモリにも負ける
何にも使えないジャンなんて言われるかもしれない。
でもあの頃はGBなんて大容量、何に使うんだよ
なんて話をしていた。
まあ時代と言えば時代なんだろうけど


その後、HDDを含むPC環境は進化・増加・拡大を続け
今じゃTBが単位になっていたりする
CPUも200Mhzで早いなあと言っていたのに
桁が変わっている
進化の法則は恐ろしい。


 あの頃の方向性の一つに
thinクライアントというものがあった。
拡大し続ける端末とは逆に
個々の端末機能は最小限とし
必要な情報などは全て中央で管理するという類の思想。


当時はそんなのムリだろうと思っていたし
ある意味で理想論となっていたが
時代がようやく追いついたなあと思うのが最近である。
いわゆるクラウド技術。


情報はネットワーク上に保存し
日常的にはスマホのような
あまり高性能ではない(PCと比較して)もので処理していく
あの頃の思想がようやく現実化している。
面白いモノだなあと、今、僕は思っている。


となれば、今の環境もまた10年もすれば
遅れている技術となるのだろうと思うのだ。


それがどんなものかはさっぱり想像着かないが
楽しみにしているのだけは事実なのだ。