変化

 少し用事と趣味をかねて
夜の多摩川を走ってみた。
街灯など無いその道は
かなり暗く
近くの施設から漏れ出る明かりが無い様な場所は
ある意味、危険とも言える。


さすがにこの様な場所ではと思っていたが
僕の予想は悪い方に裏切られた。
かなりいるのだ、無灯火で走る自転車が。


 正直呆れた。
あまりのその愚かさに
自分がどれほどまでに危険な事をしているのか
危険な存在であるのか
気がつかないのであろうかと


 どうやればそれらの人に
気がつかせる事が出来るのだろうか。
わざと危険な目に合わせる
一番原始的な方法ではあるが
ある意味で最も効果的な方法でもあろう。


しかし、そんなに皆を危険な目に合わせるわけにもいかない。
もう少し気持ちに訴え出る
そんな方法が無いのだろうか。


古来より多くの人が語り悩んだ事柄を
僕も悩む。
如何にすれば人は変われるかを。