支え

 たまに町中で一昔前のアメ車
(非常にごっつい感じのアレ)を見かける。
載っている方には悪いが正直なところ
違和感しか感じない。
アレはアメリカの風景にあるからこそ格好いいのであって
今の日本には正直あわないと思うのだ。


 適材適所。
あるべき場所にあるべき物を置く
使うべきところで使うべきモノを使う。
その人の活躍すべき場所に配置をする。
基本中の基本、ではあるのだが
さて、それが実現しているのかといえば
疑問に思う事が多い。


誰もが先頭に置けば輝くかと言えば
そんなことはあり得ない。
バックアップ、支えに回るからこそ光る人がいる。
それは決して差別ではなく
人の持ち得る特徴、誇りにすべき点であると僕は思う。


しかし、今は先頭に立つ事を求める、求められる事が
多いように思える。
確かに先導する事の大切さもわかる。
しかし多くの支えがあってこそ先頭がある事を
忘れてはならないし、それが成し得ない事を
忘れてもならない。


何かの存在は
何かを無くして決して成し得ないのだから。