視覚と嗅覚

 犬ってのは視力がいいのだろうか?
ちょっと気になって調べてみる。


 近視ではあるが、動体視力は良く
かなり離れたモノでも(動いていれば)認識できる
ようだ。



 なぜにそんなことをと聞かれたならば
犬の得意分野である嗅覚の発達に
関係無いかなあと思ったからと答えます。


 皆様ご承知の通り、
人間とは比べものにならないほどいい嗅覚を持つ犬。
逆に言えば、嗅覚を発達させる必要があったんじゃないかと。
何故に?


 外からの情報を視力に頼れない以上、
ニオイで判断する必要があるから。
なんて話どうだろう。
あり得ないかなあ?



 人間社会、(配慮はされているとはいえ)
視覚に頼る部分が大きい。
これは”目”からの情報を元に判断しているからと思う。


 もし犬が”鼻”からの情報を元に判断しているとしたら
犬社会は嗅覚をベースとした世界になるのだろうか。
青信号のニオイ、赤信号のニオイ、なんて感じに。


 とはいえ、ニオイってのは困ったことに
簡単に消えたりしない。
エレベーターに乗ったら、
香水のニオイが残っていて閉口したなんてことあるでしょ?


 そう考えると、先の例などは社会として成り立ちにくい。
青のニオイが残っていて走り出したら
実は赤でしたなんてシャレにもならない。


 嗅覚をベースとした世界
それはどんなモノになったんだろう。