立場を変えて

 プログラム屋さん殺すにゃ刃物はいらぬ
障害一つがあればいい。


 <困ったこと>が起きて欲しくないのは皆同じ。
とはいえ、世に完璧なものが無い様に
なんらかのトラブルが起きるのは避けようがない。


 となれば、起きてしまったことを
出来るだけすばやく”正常”な状態に戻すべく作業をしていくわけで、
その中で悲喜こもごも色々なイベントが起こりうるわけです。
『ああ、これで今日は帰れなくなった。』
なんていうSE徹夜物語は
まあ、よく目にする話でしょう。
ホント辛いんだから・・・。



 さて、”直す”作業は当然なのですが、
同じようにして行われる話が影響調査。
[誰が]、[どんな]影響を受けるのか
調べなきゃならない。
それによってとるべき対応も変わるからね、
より正確な情報が求められる。
後々で実は○○にも影響ありまして
なんてことになったら大変になるのは、
想像つく話じゃないのでしょうか?


 その調査、
作った人がやるなら<ちゃんとしたもの>が出てくるんでしょ
なんて思う人もいるんでしょうけど
そうは問屋が卸さない。
システム的な説明、
つまり”素人にもわかる”説明が出来ないなんてケースが非常に多い。


 例えば料理の説明をするとした場合、
この料理は牛肉と豚肉を7対3の比率で混ぜ
○gの塩と○gのコショウを使って云々
そんな説明をしたらどうだろう?
美味しさは伝わらないのではないだろうか?
(わかる人もいるかもしれないけどさ)


 説明する相手に合わせた”適切な”説明。
ある程度センスや経験が必要とはいえ、
身につけておくことが大切な技能。


 ポイントはたった一つ、
相手がそれを読んでどう思うだろうか?
自分が相手の気持ちになりきって考えてみる。


まあ、僕自身、なかなか身につかないんだけどね。