歩行

 帰り道、前を歩く女の子の動きにどこか違和感。
なんだろうなあと思いつつ
ふと足元を見れば納得。
かなりの内股歩行。
つま先が、時計の10時位を指しているのを
想像していただければ。


そりゃ歩きにくかろう思うのだが
ANANなんかじゃちょー↑いけてる歩き方とでも
紹介されているのかしら。


そういやどうでもいいが、
格好いいの表現、
今どんなのが流行っているのかな。
ちょー↑は古い?


 まあ、それはともかく、
その足運びを見ていて
どこかで見たような気がして
思い出す。
ああ、あれだ。
魁道中の外八文字。


 江戸時代の吉原、
もっとも格の高い遊女である花魁が
供を引き連れ着飾り歩くときのを花魁道中というのですが
その時の独特の歩き方が
外八文字。


足を外側に半円書く様に廻し
丁度八の字の様になるという感じ。
その時の最終形が似てるなあと思ったんだけど
一緒にするななんて言われちゃうかな(笑)。


 その歩き方は今じゃ祭りなどで見られることがありますが
僕が一番最初に見たのはTVの時代劇。
御家人斬九郎って作品。
遊び人で普段は抜けているような所がありながら
びしっと決める主人公を渡辺謙さんが
実に格好良く演じる名作。
時代劇専門チャンネルでよく再放送していたけど
今はどうだろう。


もし見るチャンスがあれば是非に。
・・・結果的に時代劇の宣伝話になってしまった(笑)。