型造り

 後輩が一杯一杯の状態になっていた
なにがあったのさと聞いてみる。
確かにちょっとやっかいではあるが
底まで困ることなのかなあという感じ。


そんな風に感じる温度差
彼と僕との差。
何があるからだろうか
能力差?
そんなに偉大な先輩じゃない、僕は(笑)。


一番に考えられるのは
経験の差、課題に対する対処方法を
知っているか否かかなあと思う。
安直かも知れないが。


 問題が現れたときに
似通った話は無かったかな、
前に同じ事しなかったかなと思い出す。
応用問題。


社会人長くやっていれば
そんな体験が、それなりに身についている。
強いて言えばその差か。


 じゃあその経験はどうすれば
体験するのが一番だが
その身で持って味わうだけでは
時間も量も足りない
そんな風に思う人もいる。
ならば聞きなさい、読みなさい
というところだろうか。


そんな間接的なモノでも
自分が身につけるという意思さえあれば
必ず身につくモノだから。


 こうして身につける自分の型、スタイル。
これがあれば戦える。
しかしねえ、気をつけていないと
あっという間に時代遅れ、使えなくなるなんてこともある。
格闘技で数年前の流行スタイルが
研究され尽くしてダメになるように。


だからねえ、大変なのよ
仕事も人生も。