思い出残し

 僕なんかの小さい頃の記録は
写真のみ。
動画を撮る機器はあるにはあったが
まだ一般的というにはハードルがあった時代。


今はと言えばご承知の通り
お手軽に手に入る時代。
しかもあんな小さな記録カード1枚に
数十分から数時間取れる始末。
便利になったモノだなあと思う。


 動画の情報量は後で見返したときに
やっぱり面白い。
ああ、こんな動きをとか
ああ、こんなことを喋ってたのかとか。
写真の一瞬を切り取った世界も
それはそれでいいのだけどね。


 自分が子供の頃の記録
これが残っていたらなあ
どんな事をしていたのかなあ
見てみたいなあ、
今の子は羨ましいなと言うのはある。


その一方で
永遠と残されていくのって
どうなんだろうなあとも思う。


過去は恥ずかしさを導くこともある。
子供の頃の振る舞いを大人になって思い起こすと
思わず赤面なんてのはあるでしょ。
それが自分の内面だけで完結するならまだしも
多くの人が見られるものとして残るのだから
大変よねえ。


うん、やっぱたまに思い出に深夜布団で悶絶
なんてことのある僕にとっては
やっぱ動画が残っていないのは幸せだろう
そう思うことにした(笑)。