柿の木

 秋深まるこの時期
脳裏に浮かぶのは
たわわに実をならせ、天高く伸びる柿の木。
しかもその木は一本だけ。
決して複数あってはならない。
そんなイメージがある。


おそらく子供の頃の百科事典で見た風景が
非常に色濃く残っているんだろうと思う。
茅葺きのいわゆる昔ながらの建物。
雲一つ無い青空を背景に
庭に立つ柿の木のイメージが。


 そんな柿の木を見つめながら
縁側でお茶をすする老後
そんなのが夢なんだが、
考えてみりゃあかなり贅沢だよなあ。
こんな一戸建てが建てられる場所って
相当な山奥ぐらい?
頑張って働かなきゃ・・・


 ちなみに柿の木ってのは
接ぎ木しなければ甘い実はならないと
聞いたことがある。
つまり、土台は渋柿
ある程度成長したら甘柿の木を上に移植するってこと。


桃栗三年柿八年は伊達じゃない
ってちょっと違うか(笑)。