お仕事

 賃金は誰かに何かを提供し
その対価として得るものと考えられる。
何を与えられるかは人それぞれ
誰かが出来ることが
他人に出来るとは限らない。


例えばイチローのようにヒットが打てるかと言われれば
天地を百回ひっくり返したってできやしない。
じゃあ何が自分は出来るのか。
そんなものは自分で探すしかない。
結局の所。


 志高く、自分にはこんな能力があるのだ!
これを高め、社会に打って出る!
まあそんな人も世の中にはいるのだろうが
概ねはよくわからないのだと思う。


よって最初は”好き”から入ることになるのが
多いのではないだろうか、と思う。
実際に僕がこの業界を選んだのも
そういう気持ちからだったし。


 好きこそものの上手なれ
なんて言葉がある。
要するにやる気があって事に取り組みなさい
常に前向きに
そうすれば結果が出るよ、ということか。


また一方で、人の逆に真実があるという考えもある。
皆がダメということこそ、成功の種がなんてのは
その手の本に良く出てくる話。


 どちらが正しいの?
どっちも正しいのだと思う。
そういうこともあるのだということで。
結局はやって見なきゃあわからない。
曖昧すぎるけど、
世の中ってのはそういうもんなんだなあと
最近ようやく思うようになった。


 社会人なりたてのころ申し使った仕事が
なんでこんなのと思うものだった。
今、一番自分が率先してやるものが
それに近い仕事。
まだまだ僕は自分が分かっていないなあと
常々思う次第である。