こだわり

 三つ子の魂百までという言葉がある。
幼児期に付いた習慣などは
ずーっとついて回るという様な意味か。
思い当たる者は人それぞれだろうが
誰しもいくつか持っているだろう。
例えば食べ物一つ取ってみても
なるほど確かに思うところがある。


 最近、ボディタオルがくたびれたので
新しいモノと交換した。
交換と言ってもたいした事はない
同じような既製品を買ったに過ぎない話だから。


この繊維がなど色々こだわりを持ち
目の玉が飛び出る様なモノを買う人もいるだろう。
対して僕の場合はこだわりもない。
洗えればいい、
あえて言うならそれがこだわりか。


そしてもう一つ。
生地がある程度ざらざらしていないと
イヤというのがある。
子供の頃からこの手の品になれているので
どうもそれ以外は気持ち悪い。


 よって温泉地に行ったりすると大変。
ああいう所ではいわゆるフェイスタオルが
そのまま体を洗うタオルになる。
これがどうも頼りない。
洗っている感じがしないのだ。
なでているが近い感覚。


当然ながらあまりごしごしやり過ぎて
表面を傷つけすぎるのはよくないと知っているが
やはりある程度の刺激が欲しくなる。
まあ1泊程度なら我慢するが。


 ああなんだ、
結構こだわるじゃないのとお思いかもしれない。
書いていて思った。
うん、確かに。