たき火

 今日、懐かしい匂いをかいだ。
枯れ葉の焼ける匂い。
落ち葉焚き、たき火の香り。


僕が子どもの頃、実家の周りの田んぼではこの季節、
収穫の終わったわらが山のように積んであった。
これらを少々拝借し
芋などを焼くのである。
あの匂いの芳しさは今も心に残る。


 東京では条例の規定により
気楽にたき火をすることが出来ない。
伝統行事などの一部例外を除けば
罰則となる。
残念な話だが致し方ない。
ダイオキシンの問題もあるので。


まあもっとも東京じゃあ
どこでたき火するんだって話もあるが
街中じゃあ気楽に出来ないし
公園はもちろん、
河原も下手に整備されすぎていたりするからねえ。


 小学校の頃、1/17前後あたりでは
どんど焼きが恒例行事だった。
お飾りやお餅などを各自持ちより
近くの河原で焼く。
何とものどかで気持ちのいい学校行事だった。
もう一度やりたいなあと
この時期、ふと思う。