心と言葉

 誰かと一緒にいたいと思うこと
それを言葉の一つでは愛というのなら
僕は誰に対して愛を持っているのだろうか。


言葉でわかることと
心でわかること
それは異なる。
言葉の表現は、
心の感じ方の一つを表しているに過ぎない


故に、
言葉で考えすぎることは
心の表現、感じ方を制限してしまう
自分の直感とでも言おうか
素直な感情を
一般論的なものに落とし込んでしまう。


 心は非常に曖昧で抽象的
捕らえにくいものだと思う。
であるからして、古来、多くの人は
人の心に興味を示し、
その解明を続けている。


真に心を理解できる
それ自体は可能だと思う。
しかし、表現はできない。
言葉は曖昧さをある一定にとどめるから


どうすれば表現できるのか
足りないものは他で補う。
人の態度などもその一つ。


愛という気持ちを表すに
人は一緒にいることで
表そうとする。


であるならば、
誰といたいだろうかと考える
僕の心はまだまだか。