音と思い出

 そこにしかないものとは
実際に形のあるものは当然のこと
においや音なども含まれる。
例えば他人の家に行った時に違和感を覚えることがある。
自分の中である生活臭とでもいうべきものが
感じられないからだろう。


普段、においなど意識しない?
例えばトイレに入った時に臭さを感じるが
しばらくするとわからなくなるように
人はあまりに同じにおいをかいでいると麻痺するのが一つ。


そして、それがあまりに”当たり前”であれば
人は意識しない。
それがもう一つ。


 波の音、山の木々のせせらぎ、動物の声
自然の音。
工場の機械音、車の駆動音など
人工的な音。
場所事にある音もかなり多い。
そして音も股、
初めてそこを訪れる人が驚いていることで初めて
存在に気づくことがある。
違いを知って初めて気がつくことがある。


 夏、帰省、実家
それまで気がつかなかったが
東京に出て初めて気がついたことがある
その音にふれている。
今、久々に帰ってきたなあと言う思いと共に