読書と感想

 夏休みも残り2週間程度となり
子供達はそろそろ宿題に追われ始めている頃でしょうか?
まあ中にはとっくに済ませたという非常に良くできた子もいれば
最終日にやるものだという強者もいるんでしょうけど。


僕の場合、
夏休みの友やドリルの類は非常に淡々とこなしたが
苦労した宿題が2つある。
一つは自由研究や自由工作。
そしてもう一つが読書感想文。


 感想文のために本を読むのが苦痛だった。
ああ、ここは感想文に使えるなあという箇所を探し出していく。
これがまず苦痛。
そして書くことは
引用に自分の一言感想を付け加えていく作業。


例えば、
太郎は○○をしました。
僕はそんなこと出来ません。凄いなと思いました。
という様な類。
○○と思いました。
○○でした。
という〜た。で終わる文章の連続。


書いている方もつまらなく、
休み明けに読む先生もさぞかし苦痛だったろうなあと
今では思う。


 本を読む習慣をつけさせ、
更に文章力も身につける一石二鳥な宿題が
意図としてあるのでしょうが
実際は、本を読む気を無くし
文章も伸びないという始末。
どうしたらいいんでしょう。


 例えば、読んだ本についての感想ではなく
本を読むこと自体について書かせるのはどうなんでしょう。
読むことがただただ苦痛だったのならば
どう苦痛だったのか。
内容がつまらなかったなど理由は色々あるのだろうから
それを書かせる。
もちろん面白ければどう面白かったのか記すのは
言うまでもなく


 そして先生は内容についてまず怒ることをしない
否定的な内容であれば、どうしてその様になったのかを重視し
それを良い方向へ持って行く材料とする。
内容がつまらないのと言うならば
もっと興味の惹きそうなモノを教えるなど。
理想論といえば確かにそうではあるが
やる価値はあるとおもうのですが、どうでしょうか。


 何かの要因で自分の心がどう動くのか
子供自身が気がつくきっかけになるかと思う。
もちろん最初はそこまで深く、
難しくは考えられないであろうが
そういうことがあるのだと言うことを理解できれば
まずは御の字ではないでしょうか。


もっと改良の余地があると思うんですよね
読書感想文。