取捨選択

 世の中で自分の知らないことがあるのは
当然のこと。
重要なのは、
知らないモノを知らないままで放置するのか
自らに引き寄せようとするのかという点。
そこに差が生まれる。


しかし残念ながら、
全てを知るにはあまりにも
存在が膨大だ。
世の中にはモノや事象、知識があふれている。
必要なモノだけを、自ら選択しなければならない。
その選択を間違えることはまた、
一つの差となり得る。


 そしてどの程度それに関わるか
それもまた、非常に重要なことの一つ。
立場が違えばその関わり度合いは変わる。


例えば僕が木を切る技術を学ぶとすれば、
日曜大工程度でかまわないだろう。
木の特性を読み切り、
美しく仕上げる技術は不要だ。


もちろん勘違いしてはならない。
その知識、例に挙げた木を切る技術が
不要と言っているのではない。
あくまで自らの立ち位置として
必要なのはどの程度なのか
見極めなければならないという事だ。


 名を知るだけでいいモノもある
深く理解すべきモノもある
とかくこの世には多くがある。
全てに携わることは出来ない。
何かを得るために何かをあきらめなければならない。
残念ながら全てを得ることは出来ない。