タイミング

 梨元勝さんが亡くなられた。
自分の知っている有名人がまた一人。
故人のご冥福をお祈りします。


子供の頃、死去のニュースを見たときに
その名前の多くは知らない人、
自分より遥かに”昔”の人たちであった。
それが段々と自分が活動を知る時期の人たちの番へと
変わっていく。


当然と言えば当然の話ではあるが
どこか一抹の寂しさを覚えるのは
僕の心だけだろうか。


 順番がやってくる
それは明確に指示されたモノではなく
気がつけばといった感が強い。


例えば20代、30代との区切りは
そのやってくるときに意識するのではなく
越えてしばらく経ったとき
振り返ってその境界を見たときに気がつく。
ああ、過ぎていたのだ、と。
気がつけない、
そのときを


 もしかしたら今まさに
何かの一つを越えているのかもしれない。
意識しない、出来ない何かを
なるべくならば気がつきたい
そのときを
過去を振り返ることを後悔と呼びたくはないのだから