時計

 時間を確認するためには時計を見る。
日時計、太陽の位置から推測することも
可能といえば可能だが、
細かい確認をするなら時計を見るしかない。


まあ、1日の流れを24に大きく分け、
その24を60ずつに分解してなんて時間を作ったのは
人間なんだから
その人間が作った時計で見るのは
至極当然なんだろうけど。


 時計にも大きく分けると
アナログ派とデジタル派がいて
古来より激しい戦いを繰り広げている。
僕はデジタル派。


アナログ時計の場合、針の位置がこのパターンなら
何時何分だと変換しなければならない。
デジタルならば数字そのものが時間となる。
変換がいらない。
一目瞭然だ。


と、力説したらアナログ派から
全くの逆を言われたことがありますが・・・。
つまりその人は数字をアナログ盤に変換するって訳
人それぞれだよなあと思うわけで。


 町中に設置している時計は
デジタルの方が多いだろうか。
液晶、発光ダイオードなどで簡単に表現できる分
有利なんだろう。


しかし、アナログ盤は味がある。
中央にあの丸い円盤があり針が時を刻む
オブジェとして見たとき、
その良さはデジタルは叶わない。
あれはデジタル派の僕でも認めざるを得ない。


時折見かけるそんな味のある建物を見ると
ふと思うのだ。