今週のお題「秋を感じる瞬間」


 太陽が随分と弱くなる。
同じ時間、同じ場所にいても
半袖のシャツから露出した二の腕に突き刺さる
あの鋭さは姿を消し
随分と柔らかいものへと変わる。
そのことに、ふとした拍子に『あっ』と気がつく。
僕にとって秋が来たことを感じる時。


 他の季節に比べると
秋はそっと忍び寄るようにやってきて
いつの間にか夏とすり替わる印象。

  • 太陽の弱さ
  • ほおをなでる風の優しさ
  • 鳴く虫の声


これらは明確にいつからではなく
気がつくと変わっている。


 そして空が変わるとき
本格的に秋が深まったことを知る。
雲一つ無い青空が一杯に広がった頃
秋は最盛期を迎える。
今年も、もうまもなく。