西暦と元号

 使わない商品券が出てきたので
誰かにあげようかと
有効期限を確認してみる。


<平成22年8月末まで有効>
ってことはまだ大丈夫か・・・
なんて一瞬思ったが
もちろんとっくに過ぎている。
ああ、もったいない。


 元号表記に対しては
一回西暦では何年になるのか
変換しなければならない。
どうもピンと来ないのだ。


例えば昭和60年って
今から何年前だっけ?と言われれば
昭和だから25足して1985、
今が2010だから2010-1985で、
ああ25年前ね、なんて感じに。


 元号の出番は歴史の(授業の)中にある。
元禄時代享保の改革化政文化などの様に。
何度となく習い覚えた言葉の数々。


つまり、
生活に密着した西暦と
歴史の題名的な元号とでも言えようか。
従って、元号は一度西暦に戻さないと
僕の中で生きた時間にならない、となる。


面倒と言えば面倒だが
とはいえ元号が無くなるのも
それはそれで寂しかったりもする。
昭和時代、昭和○○年代
なんて言葉の響きは好きだったりするので。
まあそれぞれ用途用途でしょうか。


ただ願わくは
有効期限などの様に生活で使う表記には
西暦を、せめて併記をと思うのです。
今回のような悲劇がないように。
ああ、わがままなことで。