電車三様

 朝の電車、昼の電車、夜の電車
それぞれの車中で一番異なることはなんだろうか?
乗車率?
確かにそれは大分異なる
朝のラッシュ時からすると
昼の空き具合は信じられないほどだ。


僕が一番感じるのは
車内の音。
朝の電車内、
その乗客がサラリーマンやOLなど
働きに行く人が多ければ多いほど
基本的に静かだ。


”話す人”は非常に異端に扱われる。
故に非常に目立つ。


 一方で昼の電車は話し声が多くなってくる。
主婦やその時間に活動できる稼業の人などが
普通に会話している。
”話す人”はそこでは異端ではない。


 一番賑やか、というより
一番うるさいのは夕方時間帯と終電近くだろうか。
夕方は学生が、
夜の電車はいい気持ちになったサラリーマンなどが
しゃべり倒している。
”話す人”はごく当たり前の存在となっている。


 この差はどこから来るのだろうか。
クラシックコンサートの会場で話をしていれば
白い目で見られ、注意され、
場合によっては追い出される。
それは、そこが話をする場で無いからだ。


では電車内はといえば、
話をしてはいけない場所、
ということはない。

と、なれば人々の中で
話をしない方がいいと
考えているからこそ静かなのだろう、
朝の場合などは。


確かに、
あれだけの密集度で話をされては
非常にうるさいことになるし
話は最小限度であって欲しいと僕なども思う。


結論
朝の電車の乗客は
お互いに節度を持った態度を取れるから
静かなのだ。


あれ?
本当にそうだろうか???