愛情関係

 人を自分から愛することは出来なくて
愛されることによって初めて、
他人を愛することが出来る人もいる。
そんなことを言ったら、
どんな反応が返ってくるだろうか?


「受け身にも程がある。」
うん、ごもっとも。
「そんな事はない、
誰もが誰かを愛することができる。」
うーん、どうなんだろう。


 いわゆる肉食系の人からすれば
信じられないんだろうけれど、
(まあ、単純に肉食/草食と分類しているのも
どうかと思うんだけどね。)
そういうことも”あり”なんだと
僕自身は思っている。


もちろん”受け身”しかいなければ
誰もが誰も愛さずに
種としての絶滅を迎えるのだろうから
そればっかりがいいってことはない。


ただ思うのは、
太陽のように自ら輝く人も
月のようにその光を受けて初めて
輝くことができる人も
いるってことは忘れないで欲しいって事。


 案外、相性がいいのかもしれない
ピッチャーとキャッチャーの関係の様に
発散したい人に対して
受け止めてくれるのだから。


あまりに受け見過ぎて困るのならば
とことん受けきってもらう
そういう関係もありなのだと思うんだけど
どうだろう、違うのかなあ。