伝える情報

 情報を伝える側から見た場合
2種類に定義できる。
一つは、聞く側、得る側が
必要とする情報。
もう一つは発信側が
伝えねばならないと考え発する情報。


既存メディアの発信する情報
例えばテレビなどの場合、
その多くが前者に該当しよう。
情報バラエティ、ワイドショーなどで流される
グルメ情報やおすすめスポットなど
毎日たくさんの情報にあふれている。


一方の後者はどうであろうか。
たとえ世間一般が興味を持っていない事でも
これだけは伝えねばならないと考え、
伝えている情報。
今、一日の中でどれほどそれがあるのだろうか。


 情報は受け手があって初めて成立するモノであり
それが無ければ単なる独り言。
その言葉は虚空に消えていく。
であるからこそ、視聴者に合わせた番組作りは
正とも言える。
しかし、本当にそれだけでいいのだろうか。


ネットからの情報が
大きなウェイトを占めるようにはなったが
既存メディアの力、
その情報収集能力や影響力は
大きなものがある。


その力を使って
自分たちが伝えるべき事は何か
考えてみてもいいのではないのだろうか。
そして、今発信している視聴者が求めている情報が
本当に受け手の求めていることなのか
もう一度考えてみてもいいのではないだろうか。


自分たちがその力を失う前に。