コタツを出した

 先日来の寒さを受けて
遂にコタツを出してしまった。
タツってのは不思議なモノで
それがあるだけで
非常に生活臭を漂わせる。


ずっとそこにあったテーブルに
ただコタツ布団をかけただけなのに
昨日まで、ついさっきまでとは
風景が一変する。
どんなにおしゃれな空間でも
一変させるだろう。


とはいえ、
タツがあまりに洗練されすぎても
それはそれで困る。
タツに求めるのは安心感。
あの生活臭があってこそのコタツなのだから。


 春先までの数ヶ月
タツに潜り込みながら
のんびり過ごす。
ああ、コタツのある国に生まれて良かった。