思うに

 夕方、打ち合わせ中
館内放送が流れ出す。
自分の心臓が大きく鼓動するのを感じる。
『いよいよ最悪の事が起きたのか?』と


内容は大規模停電が起きるかもしれない
という話
考えていたことよりは影響の少ないことに
−といっても大事ではあるがー
少々安堵する。


打ち合わせを早々に切り上げて
帰宅準備へと移る。


 結果から言えば
停電も起きず、帰宅難民にもならずにすんだ。
しかしこれにより人々の心に新たなるものが刻まれた。
ますます不安が増していく。
いつまでかがわかっていれば日とは耐えられるが
際限なくに耐える事には限度があり
ある日それが暴走しかねない。


状況が状況なのは十重に承知している。
注力しなければならない事が多く発生し
それに力を割いている事もわかっている。
しかし、ほんのわずかでも正しい形で
国民全体の心へと力を向けておかないと・・・
心配しすぎだろうか。