自慢話

 昔から避けるべしとされる話題の一つに
自慢話がある。


実際の所、自慢話って楽しいですか?
話している本人は当然楽しい。
自分の華やかな出来事を語る事が
楽しいに決まっている。
あとは、その話している人に
よっぽど心酔している人か


それはある意味で、
自分への自慢に
写し取るからであろう。
つまり、これだけ凄い人を見抜いた
俺、凄い!ってなところだろうか。


 しかし一般においてはつまらない。
一つには、そもそも話として
つまらないということがある。
基本的に俺が何をやったの繰り返しでは
たいがいの人が、飽きる。


 そして嫉妬心のようなモノを抱かせる。
僕も私もああなりたい!に進化すればいいのだが
悲しいかな、人の心はどうも悪い方に傾く気がする。
その話の長さに比例して。


まあ、この辺は聞く側に立てばわかることなのだが
話側にまわると”何故か”それを忘れてしまいがちである。
全く困った事に。


 胸に手を当てて考えてみよう。
今日、話をしたときに相手がつまらなそうにしていなかったか。
その時の話題が何だったかを。